師走【第207話】

1998年も、
いよいよ師走に入りました。

私にとってこの一年は、
それまでとは違う一年でした。

四月から文章を書き続け、
作家を目指すという
新しい道を歩み始めたからです。

年末を迎えた1998年の私は、
この一年をどう振り返り、
翌年をどう迎えようとしていたのでしょうか。

1998年を「復活の年」と振り返る

本日(1998年12月1日)より師走に入った。

一年とは早いもので、
私が作家を目指してから
もう八ヶ月経過してしまったことになる。

あっという間に一年は過ぎ去ってしまう。

私は今年に限って、
師走の押し迫った感じがひしひしとする。

なぜだろうかと考えてみた。

一年の半分以上を、
充実してすごせたからだろう。

四月からずっと、
休まずに書き続けられたことは、
何よりも充実感を私に与えてくれた。

途中三回の投稿によって、
楽観的にみれば、
まずまず小説家として食っていけるかもしれない
二回の佳作入り。

ごく普通にみれば、
侮れない小説家への道をしった一年であった。

来年がほんとうの意味で、
私の作家元年になるかもしれない。

充実感あふれる師走を迎えるには、
それまでの一日一日が、
どれだけ充実していたかによる。

日々充実させるには、
常に情熱をもって、
自分の目標に対峙­(たいじ)しなければならない。

弛­(たゆ)まぬ努力と熱意で、
一歩一歩進むことに飽きない、
むしろ楽しみながら牛歩の歩みができる、
そんな目標を吟味することだ。

サラリーマンも
決して楽な商売ではなくなってきている。

師走にボーナスが出ないどころか、
職を失ってしまう人も身近で出始めた昨今だ。

そんな中で、
今からでも決して遅くはない、
自分を探すのだ。

一年を安穏と暮らすのも、
悪いことではない。

それで問題なく暮らせるのなら。

でも現実は逆で、
自我を殺して生きて行かなければならなかったり、
理不尽なことにも耐えなければならなかったりする。

私は知らず知らずのうちに、
25年もそういう生活をしてしまった。

今年は私にとっては、
復活の年であった。

来年は私の新世紀を迎えることにする。

二十一世紀よりもひとあし先に。

執筆日:1998/12/1(火)

編集後記

第207話は、
1998年の師走に書いた一年の総括です。

この年、
私は四月から文章を書き続けました。

そして、
その「書き続けたこと」
そのものに大きな充実感を感じています。

28年後の今、
私は再び文章を書き続けています。

「一日一日を充実させる」
という1998年の考え方は、
2026年の自分にもつながっているように思います。

👉次回記事「第208話」はこちら
生命保険|一匹オオカミとして働くということ