誰にでも、
調子が出ない時期がある。
仕事、創作、人間関係――。
前へ進めなくなったように感じる時、
人は必要以上に自分を責めてしまう。
けれども、
行き詰まりは特別なことではないのかもしれない。
行き詰まりを受け入れることで楽になる
79日目にして、
いささかタイトル選びに行き詰まりを感じないでもない。
まだ全体の8%にも達していない、
というのに。
なんでも行き詰まりはある。
スポーツ選手などは、
スランプという言葉をよく使う。
これは心身の一時的な不調をいうが、
つまりは、
行き詰まりのことだろう。
サラリーマンも、
「今週はスランプだよ」とか、
「先月からずっとスランプで、
思うように物が売れないよ」
とかいう。
サラリーマンの言うスランプ・行き詰まりは、
ほとんが精神的なものから始まり、
結果として身体に及ぶものではないだろうか。
飲みすぎた翌日、
スランプだというのは、
ほんとうに一瞬で、
回復も早い。
しかし日常業務で、
精神的スランプに陥り、
回復するのに時間がかかりすぎると、
かなり厳しい状況になる。
たとえば営業職なら、
成績はあがらず落ち込む悪循環となり、
回復する前に担当を外されてしまったり、
能力のない奴だと決めつけられてしまったりする。
想像以上に精神的な酷使をする現代、
スランプのない方がそれこそ異常だろう。
だから私は、
スランプは必ずある、
と受け入れる意識をいつも持つようにしている。
まったく自然のことであり、
慌てる必要はない、
と思うようにしている。
五十前後にもなれば、
身体には更年期障害、
四十肩・五十肩とかいわれる
生理上のスランプも出てくる。
ますます心身共にスランプの状態が増える。
そうであれば、
スランプと上手につきあってゆく方が、
状態を悪化させずにすむ。
書いているうちに、
私の行き詰まりも消えてきたようだ。
だからスランプなんて、
元々たいしたことではないのだ、
と思うようにする。
執筆日:1998/07/26(日)
編集後記
調子が悪い時ほど、
「早く元に戻らなければ」と焦ってしまいます。
しかし、
少し立ち止まることで見えてくるものもあります。
スランプとは、
次へ進むための準備期間なのかもしれません。
👉第80話はこちら
会社は約束を守ってくれるのか|終身雇用という幻想が崩れ始めた時代

