会社は約束を守ってくれるのか【第80話】

サラリーマン社会は、
たくさんの約束事で成り立っている。

しかし時代が変わるにつれ、
その約束は少しずつ揺らぎ始めている。

会社は、
本当に最後まで守ってくれる存在なのだろうか。

終身雇用という幻想が崩れ始めた時代

サラリーマンにとって、約束とは何だろう。

入社時の誓約か。

会社と、
暗黙の内に了解させられた就社精神か。

対外的には、
取引先、得意先と商売上で交わされる約束事。

社内的には、
営業の販売約束、製造の生産約束、
書類の書き方ルール、等々。

サラリーマン社会は、
基本的には約束事でいっぱい、
というよりも約束事で成り立っている
といっても過言ではない。

入社時の誓約に対しては、
会社側から給与の約束がある。

求められた就社の精神には、
見返りに終身雇用という約束があった。

しかし、
最近のサラリーマン社会では、
約束事が必ずしも履行されない。

ややもすると、
反­故­(ほご:約束等が無効にされる)にされる
ケースも珍しくはない。

サラリーマンの現状は、
それほど厳しくなってきているのだ。

会社も終身雇用を約束することが
できなくなっている。

サラリーマンも、
定年まで同じ会社にいなければならないという、
固定観念からは離れなければならない。

すべては、
その場凌ぎの約束事、
と認識しておいた方が、
あとで落胆しないですむ。

やはり自分で自分に約束する習慣を、
身につけなくてはならない。

それには、
着実に一歩一歩、歩んでゆくしかないのだ。

固い意志も必要であろう。
弛まぬ努力も不可欠になる。

また、
サラリーマン一色で暮らしてはいけない。

会社を出たら、
仕事のことは一切忘れてしまう
努力を怠ってはならない。

会社に対する責任は、
きちんと仕事をするだけで充分であり、
それ以上でも以下でもないと割り切るべきだ。

もう、
自分以外に約束事を守ってくれる者はいない、
と自覚すべきだ。

そして定年前に、
自立ができて、
定年のない仕事に就けるよう準備すべきだ。

執筆日:1998/07/27(月)

編集後記

時代が変われば、
働き方も変わっていきます。

だからこそ、
会社だけに人生を預けるのではなく、
自分自身との約束を持つことが、
ますます大切になるのかもしれません。

👉第81話はこちら
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