会社で働いていると、
理不尽だと感じる場面に
出会うことがあります。
そんな時、
自分の信念を貫くのか、
それとも流されるのか。
今回は「意地を張る」
という言葉の意味について
考えてみたいと思います。
信念を貫くために必要なもの
前タイトルで、
「上司の命令といえども、
してはならないことは、
ハッキリと拒否する。
強い心構えを持っていないと、
押し流されてしまう」
と書いた。
押し流されないためには、
仕事上で
法に触れても見つからなければ
もうけものとか、
人道上やるべきではないとか、
強く思ったら、
断じてやらない強い意志を持つこと
が必要である。
つまり、
サラリーマン生命を賭(と)しても
突っ張らなければならない。
むかし知りあいの大先輩が、
「あるていど金に余裕を持っていなさい。
いざという場合に、男の意地を張るために」
といわれた。
そのときは、
先輩がなにをいいたいのか、
よく分からなかった。
後日
「サラリーマンでいても、絶対に許せない、
見逃せない、そんな命令うけたくない、
となったら、裁判してでも戦え。
そのために、少しは金を用意しておけ」
という意味だ、と教えてくれた。
言いかえれば、
サラリーマンは理不尽なことを
会社から強要される機会が多い、
ということなのか。
たしかに際どい話を、
取引先などから聞くこともあるが。
小さいことから大きなことまで含めると、
いくら金があっても足りなくなるだろう。
意地を張るにも
かなり金がかかる時代なのだ。
幸い、
私には訴えたくなるほどの経験がない。
もちろんいまの会社は
そんなことは強要しない。
それであたり前だと思うが、
色々と世間を賑わす事実からみれば、
現実にはかなりあるようだ。
サラリーマンを貫くのも、
それはそれなりに甘くないぞ、
ということだ。
大先輩の教えは、
サラリーマンを解放されても通ずる。
いまや金がなければ、
意地のひとつも張れないのか。
執筆日:1998/08/03(月)
編集後記
若い頃は
意地を張ることを
格好悪いと思っていました。
しかし年齢を重ねると、
譲れないものを持つことの大切さ
も分かってきます。
意地とは見栄ではなく、
自分自身を守る最後の砦
なのかもしれません。
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