自分が目指した目標に
一直線で進んでいた時に
その鼻をへし折られた感じでした。
やっと2週間、
仕事をしながらも毎日書き続けることができ、
自信が芽生えていた頃でしたので、
力が抜けてしまいそうでした。
うちのめされた書き手のプライド
私は現在課長である。
当然私の上に、
部長が直属の上司として存在している。
作家を目指している私は、
書くことで、
もろくも上司の言葉に自信喪失してしまうことがある。
私は上司から要求されて、
社内の文書を書く機会が多い。
しかし、
私の書く文書は分かりづらいという。
「君は何がいいたいのか、
私の要求した答を書いてくれてない。
ストレートでいいんだ、
まわりくどいんだよ、君のは。
説明は最後でいいんだ」
要は、
簡潔な内容にして、
一目で分かるように作ってくれないかといわれる。
それが一度や二度ではないのが、
自信を喪失する大きな原因になっている。
今度こそ、
上司の意向に沿って良く書けた、
と自信を持って提出する。
「あのなあ、何度いったら分かるんだ。
まわりくどいんだよ。
書いたものだけではわからないんだ。
いちいち君から口で説明を受けなければ、
理解できないんだったら、
文書にする必要がないだろ」
完璧にうちのめされる。
ならば上司は文書の達人か、
というとそうではない。
分かりやすく、簡潔に、
読む人の身になって書く、
それだけに神経を使えという。
そして必ず見直せと。
言われる通りで、
社内文書に文学的才能は邪魔なのかもしれない。
そんなことが続いてから、
私は書き終えた文書を見直す癖がついてきた。
読み手が理解できない文書は、
どんなものでも単なる紙切れだ。
これは、図らずも上司がくれた、
書き手の大きな原則として、
しっかりと頭の隅に保管しておこう。
まだしばらく上司から、
自信喪失の言葉を浴びる日々が続くかもしれない。
執筆日:1998/05/24(日)
編集後記
でも、ここでしぼんでしまわなかったのが、
1000日間書き続けられた原動力になったのです。
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