仕事をしていると、
人から言われたことを
忘れてしまうことがあります。
1998年の私は、
自分の物忘れや記憶力について、
かなり率直に書いています。
今回は、
自分の記憶と仕事についての話です。
記憶と仕事
このような話題には、
本来触れたくないのだが、
事実と真摯(しんし)に
対峙(たいじ)しなければならないので、
書くことにした。
会社でも、
部下からいわれたことをたまに忘れる。
「こないだの件、報告まだか」と
私が部下に質問する。
「課長、報告したじゃないですか、
一週間前に…… 」と返され、
自分の記憶に失望することもある。
上司から質問されて、
覚えていないこともたまにあるが、
逆のこともある。
「先日話しました通り、……」と、
私がいえるときだ。
しかし要求事項を意外と細かく覚えていて、
「説明は、先日一回聞いた。
そのときに不十分だから、
もう少し詳細な情報を集めるようにいったろ」
と反撃されて、
打ちのめされることもある。
元々我々世代の教育は、
暗記物、○×式の時代であったため、
記憶のいい奴が頭のいい奴であった。
私はどちらかといえば暗記物が非常に苦手で、
高校生あたりから劣等生になっていった。
いつしか自分自身の中に、
記憶することは創造の邪魔になる、
というような開き直った気持ちが芽生えた。
などとうそぶいても、
所詮負け惜しみにしか響かないだろう。
また私は、
人の話をしっかり聞いていないところがある。
最近は充分に注意しているつもりだが、
なかなか日常の業務に忙殺されてしまい、
じっくり傾聴できない場合がある。
それに私は、
休日は仕事のことを
一切考えないようにしているため、
日曜日いっぱい頭の中に仕事は入っていない。
そのため、
月曜日に仕事のエンジンがかかるまで、
少々時間を必要とするのかもしれない。
悔しいが、
言い訳ばかりになってしまった。
つべこべいわず、
自分の記憶のキャパが小さいことを
認めるしかないのか。
執筆日:1998/10/21(水)
編集後記
28年前の私は、
自分の物忘れについて、
かなり正直に書いていました。
今読み返してみると、
記憶力の問題だけではなく、
人の話をしっかり聞くことの大切さにも
気づかされます。
自分の弱さを認めることも、
文章を書く意味の一つなのかもしれません。
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