社会で生きていく以上、
「世渡り」が上手な人ほど
得をしているように見えることがあります。
第126話は、
実力と世渡り、
人それぞれの生き方について考えた一篇です。
自分らしく働くとはどういうことか、
改めて考えさせられます。
自分らしく生きるために
私はどちらかというと、
世渡りのうまいほうではない。
へたくそか、
というとそうでもないようだ。
適度な世渡りをし、
結婚して家庭を持ち、
家族を路頭に迷わさない
程度の生活はしてきた。
サラリーマン社会で、
実力主義が標榜されてから久しい。
ほんとうに実現しているのだろうか。
主義通り、
実力ある人が上に行く会社もあるだろう。
しかし
必ずしもそうではないのが現状みたいだ。
相変わらず世渡り上手な人間が、
仕事の実力を持った人間を凌駕している。
上になれば、
権力を振るって自己の保身に励む人が多くなる。
彼らが自分の傍(そば)に置きたい部下は、
実力ある人よりも、
自分に都合良く動いてくれる人である。
つまり、
上司の機微が分かるような人は、
世渡り上手になれるだろう。
世渡り上手は、
サラリーマンにとっては、
大きな実力のひとつだ。
たぶん私も磨けば
あるレベルまで行くとは思うが、
そんな気には一切ならない。
私は上司の望んでいることや、
点数稼ぎのできるタイミングを、
はっきりわかるときがある。
しかし、
分かっていてもそれが私にはできない。
できる、できないがある、
ということは、
できる人は実力がある、
といってもいいのだろう。
私は世渡りが上手でなくてもいいと思っている。
子供にもあまり世渡り上手を期待していない。
願わくば、
自分のやりたいようにやって
生活できればそれがベストだ。
いつもやりたいようにはいかなくても、
最終的に好きなことで世の中を渡れれば、
それに越したことはない。
いまからでも遅くはない。
やってやれないことはない。
自分に何ができるのか、
真剣に考えてみよう。
と自分に言い聞かせている。
執筆日:1998/09/11(金)
編集後記
人との関わりは大切ですが、
それだけで人生が決まるわけではありません。
自分にできることを磨き、
好きなことを続けていく。
その積み重ねが、
自分らしい生き方につながるのだと思います。
👉第127話はこちら
季節感を忘れた暮らし|季節を感じる心を忘れないために

