為替相場はサラリーマンにも必要なのか【第103話】

為替相場という言葉は、
今ではニュースで毎日のように目にします。

第103話では、
サラリーマンにも
経済の知識が必要になってきた
時代の変化について書かれています。

時代は変わっても、
学び続けることの大切さは
変わらないようです。

経済を知ることも仕事の力になる

十年くらい前までは、
昼食中に一般のサラリーマンが、
外国為替について論議するようなことはなかった。

総合商社の人間か、
製造業者でも海外部とか、
輸出入に携わっている人とかの、
特別な話題だった。

日本で
変動相場制になってから久しいが、
長いあいだ特殊な話題として、
一般サラリーマンからは
市民権をえていなかった。

それが五年くらい前からか、
記憶は定かではないが、
テレビのニュースなどでも毎日、
対ドルの円相場を流し始めた。

私は、
元々輸出入の仕事に携わっていた関係で、
毎日
経済新聞の為替相場欄をみる
習慣があった。

しかし一般のサラリーマンも
為替に関心を持たなければならないとは。

ただし、
ロシアの通貨、
ルーブルあたりになると、
さすがに一般のサラリーマンでは
ピンとこないだろう。

昨日ロシア通貨ルーブルが、
実質的な切り下げ宣言をしたことが
新聞に報じられていたが、
ドル以外の通貨は、
多くの人にとって、
親しみは少ない。

ロシアに旅行したばかりとか、
そこで暮らした経験のある人ならいざしらず、
まったく分からないだろう。

対ドル相場でさえ、
最初は円高、円安の
具体的な感覚が分かりづらい。

なぜ昨日よりも円の絶対値が、
小さいのに円高というか、
大きいのに円安というか、
さえも。

つまり一ドルという
商品(紙幣)を買うのに、
円がいくら必要かみている。

円高というよりもドル安、
と考える方が分かりやすい。

ドルが安いというのは、
円の価値が高いからドルを安く買える、
と覚えた方が
具体的で分かりやすいのではないか。

これからのサラリーマンは大変だ。

いままでは特殊な情報であったものが、
日常茶飯に使用された場合、
常識として駆使できなければならない。

この稼業もそんなに甘くはない。

執筆日:1998/08/19(水)

編集後記

情報があふれる時代だからこそ、
基本的な経済の知識は
身につけておきたいものです。

当時よりも
世界はさらに身近になりました。

今読み返しても、
学び続ける姿勢の
大切さを感じさせてくれる内容でした。

👉第104話はこちら
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