出張は、
一人で行くべきなのだろうか。
サラリーマンの世界では、
なぜか複数で行動する場面が多い。
しかしそれは、
本当に必要なことなのか。
働き方の中に潜む
非効率について考えてみたい。
サラリーマンの非効率な働き方の現実
仕事での旅行は一人が良い。
よく連れだって、
列車や飛行機に乗っている連中をみるが、
いかにも日本のサラリーマン、
群れなきゃ何もできないという感じだ。
不景気の昨今、
会社にしても経費の関係で、
複数での出張は禁止、
ということになってきた。
私は元々つれだっての出張旅行は好きではない。
また必要性も、
よほどの仕事でない限り、
あり得ないと思う。
私はかつて、
仕事で海外へ出張することが多かった。
海外出張は言葉の問題で、
連れがいた方が心強いと思うかもしれない。
しかし仕事で行くなら、
海外こそ一人旅がいい。
取引先の人間と同行は致し方ない。
私のいう一人旅とは、
同じ会社の人間同士で出かける必要性はない
という意味だ。
昔、
会社のトップ夫妻といっしょに、
海外出張をした経験がある。
どうしてもつれだって行かなければならない
必要があった。
しかし私よりもトップ夫妻に気を遣わせてしまい、
逆に申しわけなく感じた経験がある。
連れだって出張すれば、
要らぬ気遣いを互いにしなければならない。
そんなエネルギーは、
本来の仕事に費やした方が利口だ。
サラリーマンの日常業務には、
この類(たぐい)がいかに多いことか。
独立した仕事というものがない。
必ず上司の判断を仰がなくてはならないし、
部下にも伝達しておかなければならないものが多い。
重要案件に至っても、
昔ながらの稟議書(りんぎしょ)がまかり通る。
上手に責任転嫁をできるか否かが、
サラリーマンの甲斐性(かいしょう)
とまで言ってしまえば何をかいわんやである。
そんなつきあいであれば、
真の友人をつくったり、
尊敬できる人を探したりするのは
非常に困難であろう。
ひとりでやれる人が多くなれば、
少しはサラリーマンも違ってくるのだろうか。
しかし、
ひとりだけでどう頑張っても無理なのか。
執筆日:1998/06/27(土)
編集後記
効率を求めるのであれば、
本来はシンプルであるべきです。
しかし現実には、
人間関係や慣習によって、
複雑になっていることが少なくありません。
何が本当に必要なのかを見極めることが、
働き方を変える第一歩なのだと思います。
👉第51話はこちら
早起きは三文の得は本当か|サラリーマンの現実で考える

