「早起きは三文の得」
誰もが一度は聞いたことのある言葉だ。
しかし、
本当にそうなのだろうか。
時間の使い方次第で、
その価値は大きく変わるのかもしれない。
サラリーマンの現実で考える
早起きは三文の得。
ことわざなのか、
格言なのか、
金言なのかは知らない。
すべてを含んでいるともいえる。
昔から言われてきたが、
ほんとうに誰もが認めるたとえなのだろうか。
サラリーマンの早起きとは。
客先の都合、
製造の都合、
仕事量の都合であったりする。
要するにサラリーマンは、
仕事の都合で左右されることが多い。
では、
日常生活の中で早起きをすると、
本当に三文の得かどうか。
ただ早く起きるだけでは
三文の得にはならないだろう。
その時間を何にあてるか、
ということになる。
連日連夜おそくまで残業し、
さらに休日も朝早くから起きていたら、
身体がまいってしまう。
普段仕事で早起きを要求されており、
休日など、
とても早起きする気にはなれない。
というのが一般的であり、
標準的なケースと考えていいのではないか。
最近は不景気のため、
残業も夜のつきあいも、
以前よりは少なくなっている。
床に就くのが早くなり、
結果的に朝早くから目が覚めてしまう。
そしていま、
私は原稿を書いている。
早起きも、
過ごし方ひとつで三文の得にもなる良い例だ。
早起きをしたら、
外にでも出てみる。
朝の空気が、
通勤時間のそれとは違っている。
鳥たちには朝の営みがあり、
元気よく騒々しいくらいに鳴いている。
これで鋭気を養うことができ、
活力になるのなら、
それこそ値千金の得である。
しかし、
ただボーッとしているのなら、
早起きはしない方がいい。
逆に平日の疲れを癒(いや)すため、
休みの日は寝だめでもした方がいいだろう。
私など、
早起きした休日は、
午後からぐっすり昼寝をするので、
差し引き一文くらいの損になっているだろうか。
執筆日:1998/06/28(日)
編集後記
時間は、
誰にとっても平等に与えられています。
その使い方によって、
価値にも、無駄にもなる。
早起きそのものではなく、
どう過ごすかが重要なのだと思います。
👉第52話はこちら
朝礼は本当に必要か|サラリーマンの形式と本音のズレ

