有給休暇は法律で認められた権利です。
それにもかかわらず、
私たちは休暇を取ることに
どこか後ろめたさを感じてしまいます。
今回は、
サラリーマン社会に根強く残る
「休むことへの罪悪感」
について考えてみたいと思います。
ずる休みと思い込むサラリーマン心理
今日、
パソコン修理に技術者が来る。
妻では分からないので、
私は休暇をとった。
私くらいの年齢で、
些細なことで会社を休むのは、
なんとなくずる休みしている感覚に陥る。
サラリーマン社会では、
公に認められている目的、冠婚葬祭、病気
などの理由がないと休めない、
という錯覚だ。
何のために、
有給休暇はあるのか。
ただ精勤振りを誇張するための有給休暇であれば、
最初から必要ないではないか。
有給休暇は一日も使わずに、
自然消滅するのを美徳
のように思っている人さえいる。
有給休暇をめいっぱい使ったら、
果たして上司は何というだろうか。
入社して何年か経つと、
有給休暇は通常一年で20日間与えられる。
前の年と合わせて、
最大40日になる。
毎月均等に休めば3日以上、
すなわち週に約一日弱、
週休二日の会社であれば、
他の休みも加えると
週休三日休みになってしまう計算だ。
おそらく、
ゆるされる範囲ではないだろう。
では、
40日の内、
30日を夏休みにとったら
どうなるだろうか。
座る場所がなくなるのは、
火を見るよりも明らかだ。
だったら適当に理由をつけて、
思い切って有給休暇を活用したらいい。
少なくても月に一日くらい、
少しストレスがたまってきたから
明日一日休もうとか、
子供とゆっくり一日遊んでやろうとか。
敢えてずる休みとして位置づけて、
ストレスからのリフレッシュ
と開き直ればいいではないか。
若い人は、
それほど有給を利用するのに
抵抗はないようだから、
中年以上のサラリーマンにお勧めする。
この際、
「あなた一人がいなくても、
会社はまったく問題なく回ります」
という言葉の真偽をたしかめる、
いいチャンスでもある。
執筆日:1998/07/31(金)
編集後記
今では働き方改革
という言葉を耳にする機会も増えました。
しかし、
休暇を取ることへの心理的な抵抗は、
今も完全にはなくなっていないように感じます。
有給休暇は特別な理由のため
だけにあるのではなく、
自分自身の人生を整えるため
にも使うものなのだと思います。
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