ネクタイ【第169話】

サラリーマンにとって、
ネクタイにはどんな意味があるのでしょうか。

1998年の私は、
ネクタイを締めることで
気持ちまで引き締まる感覚や、
海外との服装の違いについて考えています。

ネクタイはサラリーマンの象徴?

サラリーマンにとって、
ネクタイとは何なのだろう? 

たしかに
何年間もサラリーマンをやっていると、
効用らしきものが
自分なりに分かってきたような気もする。

普段着にネクタイをする人はあまりいない。

ほとんどが、
仕事や公式の席で使用するものだ。

朝、
出がけにネクタイをすると、
多少風邪気味でも
シャキッとするのは、
私だけではないだろう。

つまり、
首の周りを絞(し)めて、
気も引き締(し)めているのだ。

私は一時海外業務に携わり、
東南アジアやヨーロッパの国々を
訪れる機会があった。

ヨーロッパは、
元々ネクタイ発祥の地(?)なので、
日本と同様ビジネスの場では、
皆ネクタイを締めて臨んでいる。

ディナーなどでも基本的にはネクタイをする。

一方、
東南アジアの国々では暑いため、
ほとんどの場合ネクタイをしない。

インドネシアでは公式の席でも、
バティックというシャツを一枚着て出席できる。

フィリッピンでは、
現地の人はあまりネクタイをしてビジネスに臨まない。

これらは厳しい暑さがもたらした、
あたり前の習慣であろう。

ノーネクタイで失礼、
などとは誰も思わないし、
現地でそんなことをいっても
誰も取りあってくれないだろう。

日本でも、
夏の暑い期間を
ノーネクタイですごそう
といって実施した、
役所や企業があった。

今年の夏、
それを続けている企業がある
という事実をニュースでしった。

とはいえ、
残念ながら日本では
ほとんど定着していない。

逆に、
ネクタイを締めてさえいれば
サラリーマンだとごまかせる、
ということにもなる。

私は先々ネクタイのない生活を望んでいる。

実現した暁には、
自分でシャキッと気を引き締められる、
ネクタイに代わる
服装のポイントを考えねばなるまい。

執筆日:1998/10/24(土)

編集後記

28年前の私は、
ネクタイを締めることで
仕事への気持ちも引き締まると感じていました。

一方で、
将来はネクタイのない生活を望んでいます。

今読み返すと、
服装と仕事の関係について
考えていたことが面白いです。

👉第170話はこちら
ワイシャツ|ワイシャツとサラリーマン