「安定した人生」
かつて多くの人が、
それを目指してきた。
しかし時代は変わり、
その価値観そのものが
揺らぎ始めている。
本当の安定とは何なのか、
改めて考えてみたい。
これからの働き方を考える
息子には自営の苦労をさせたくないから
サラリーマンにさせた。
とか、
一流高校、一流大学を経て、
一流会社に就職することで、
一生の目的を
半分果たしたように納得してしまう。
というように、
サラリーマンは
安定した代表のように思われてきた。
何が安定しているのかといえば、
給料、すなわち「金」だ。
就労時間、休日、すなわち「時間」だ。
そして社会的な立場、地位。
すなわち「社会的信用」だ。
そして、
何よりも「生活全体」の安定だ。
たしかに大小の違いこそはあれ、
サラリーマンの方が、
自営している人よりは、
実入りは良いかもしれない。
究極では精神的にも気楽だろう。
少なくとも今までは。
そうなのだ、
今までは、
ということになる。
これからは、
極端な言い方をすれば
安定したものなど何もない。
と言っても過言ではない。
つまり、サラリーマンといえども、
昔のように安定した職業ではなくなる
可能性がある。
既に少しずつそうなり始めている。
それならいっそのこと、
自分のやりたいこと、
向いていること、
好きなこと、
一人で気軽にやれることなど、
人に煩わされないものにエネルギーを費やし、
人生をまっとうした方が良いだろう。
そう思い、私は千日解放を書いている。
これからは、
今まで以上に多種多様の価値観を持った人が
多くなってくる。
企業は雇用の基準、
評価の方法など、
今までの常識、
借り物のやり方では対処できなくなる。
それこそ、
「人がいて会社がある」
という本来の姿になれない企業は
なくなるかもしれない。
私たちは、
農耕民族で安定を好む国民といわれてきた。
今後、
地球規模で物事が考えられ、
実行され、
動いてゆくからには、
いつまでも安定は望めなくなるだろう。
不安定な中でも生きられる術(すべ)
を学ぶ必要がある。
執筆日:1998/07/05(日)
編集後記
時代が変われば、
価値観も変わっていきます。
かつての常識が、
これからも通用するとは限りません。
だからこそ、
自分自身で生き方を考える力が、
ますます必要になるのだと思います。
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